<ロシアで反乱を起こし、ベラルーシに移動したプリゴジンとワグネル部隊がポーランド国境に近づいていると、モラウィエツキ首相が警戒を募らせている>

ワグネルに代わるロシア「主力部隊」の無秩序すぎる姿...RPG発射で「味方を吹き飛ばす」瞬間の映像

ポーランドのマテウシュ・モラウィエツキ首相は7月29日、ロシア民間軍事会社ワグネルの100人以上の部隊がポーランド国境に近いベラルーシ西部のに移動したという情報をもとに、ワグネルがポーランドに対する「ハイブリッド攻撃」を計画している可能性があると警告した。

ポーランド政府はここ数週間、ワグネルによるポーランド侵攻について懸念を高めている。この懸念は、ウクライナ侵攻でロシア軍とともに数カ月間戦ったワグネルが、ロシア軍の指導部に対する反乱未遂事件を起こし、ベラルーシに追放されたことから始まった。

ワグネル部隊がベラルーシに駐留しているという状況によって、ワグネルがポーランドに侵攻し、ポーランド北東部の国境沿いに位置するスバウキ回廊の支配権を掌握しようとするのではないかという懸念が高まっている。この回廊は、ポーランドとリトアニアの間にあり、ロシアの飛び地カリーニングラードとベラルーシに挟まれている。

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ピンが刺さったところがスバウキ回廊。「NATOのアキレス腱」とも呼ばれる脆いところだ  Below the Sky-Shutterstock

ワグネルとロシアがこの回廊を支配することになれば、バルト諸国と他のNATO諸国の間の陸路のアクセスが遮断されることになり、ロシアがバルト諸国に対してより大きな影響力を行使できるようになる可能性がある。

ワグネル戦闘員は変装して潜入か

ウクライナのニュースメディア『ウクライナ・プラウダ』の報道によると、モラウィエツキは29日、ポーランドの情報機関からワグネルの兵士100人以上が国境に向かって移動しているという情報を得たことを明らかにし、状況はさらに危険になっていると警告した。

「これは間違いなく、ポーランド領土へのさらなるハイブリッド攻撃への一歩だ」と。モラウィエツキは語った。「彼らはベラルーシの国境警備隊に変装し、不法移民がポーランドの領土に入るのを助け、ポーランドを不安定化させる可能性が高い。また、不法移民を装ってポーランド領内に入ろうとする可能性も高く、それはさらなるリスクを生み出す」

米国務省の報道官は29日、本誌に対してワグネルの戦闘員がベラルーシにいることは承知しており、状況を注視していると述べた。同報道官は、アメリカは引き続きNATOの領土を隅々まで防衛することに尽力していると付け加えた。

ポーランドはNATOの加盟国であり、加盟国に対する攻撃は、条約第5条により、NATO全体に対する攻撃として扱われる。つまり、ポーランドを攻撃すれば、アメリカとヨーロッパの多くの国から軍事的な対応を引き起こす可能性が高いことを意味する。

ワグネルの動向を注視
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