<ヌードを「不適切」とする国に向けて映像が処理された方法が話題に。別の性的なシーンも物議を醸している>

公開最初の週末で驚異的なヒットを記録している新作映画『オッペンハイマー』だが、本作は「ヌードシーン」でも話題となっている。というのも、こうしたシーンを「不適切」と捉えるインドやイスラム圏の国々に向けて、かなり型破りな方法での「検閲」が行われたからだ。

■【写真】過激シーンの斬新な「検閲」方法...編集で「処理」されたフローレンス・ピューのヌード

     

オッペンハイマーは、クリストファー・ノーラン監督によるユニバーサル・ピクチャーズのR指定映画で、7月21日に全世界公開された(日本公開日は未定)。世界初の核兵器開発において重要な役割を果たした理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマーをキリアン・マーフィ、オッペンハイマーの妻キャサリンをエミリー・ブラントが演じている。

オッペンハイマーは、公開直後の週末、全米で8000万ドル超の興行収入を記録した。これは、1億5500万ドルという圧倒的な数字をたたき出した新作『バービー』に次ぐ2位の興行成績だ。同じ週末の全世界興行収入は、オッペンハイマーが9370万ドル、バービーが1億8200万ドルだった。

SNS上ではオッペンハイマーの評価や感想が続々と寄せられているが、インドのツイッターユーザーたちの間では、自国の市場向けに施された「検閲」が話題となった。作中でフローレンス・ピューが演じる精神科医ジーン・タットロック(オッペンハイマーの大学時代の恋人)のヌードシーンだ。

あるツイッターユーザーが共有したスクリーンショットによると、ピューのヌードは撮影後の編集処理により、黒いドレスを着ているように塗りつぶされている。このユーザーは、黒のドレス姿で椅子に座るピューの画像とともに、「インド史上最高CG作品賞は、オッペンハイマーのフローレンス・ピューに黒いドレスを着せたインドの検閲機関に贈ろう」とコメントしている。

「ノーランはどう思っているのだろう」

これに対して、別のツイッターユーザーは、インドだけの検閲ではないと指摘している。「これはインドの検閲機関ではなく、映画制作スタジオが直接手を入れたものだ。私がインドネシアのアイマックスでこの作品を見たときも、全く同じ検閲が行われていた」

別のユーザーは、「バングラデシュでもそうだった」とした。「ユニバーサル自身が特定地域向けに、検閲済みのバージョンをつくったようだ。ノーランはどう思っているのだろう」。米国版とほぼ同時に公開するため「自己検閲」したようだとする人もいた。「問題シーンがいくつかあり、検閲されたものは黒でスプレーペイントされ、1シーンだけぼかしが入っている」

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「ヒンドゥー教徒の信仰に対する直接的な攻撃」
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