<プリゴジンの反乱への対応で指導力のなさ、決断力の弱さが露呈したプーチン。いかにして「絶対権力者」のイメージが崩壊したかを解説するアニメーション動画の内容を一部紹介>

子飼いの部下から挑戦状を突き付けられ、絶対独裁者が右往左往。多くのロシア人、とりわけ権力の中枢にいる者たちまで反乱の行方を傍観する始末。「プリゴジンの乱」で明らかになったプーチンの痛ましい欠点とは──。

本記事では、本誌YouTubeチャンネルの動画「ロシア国民にバレた...プリゴジンが暴いたプーチンの無力さ 「裸の王様」はどうやって権力を維持してきたのか?【アニメで解説】」の内容をダイジェスト的に紹介する。

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6月24日の昼前、民間軍事会社ワグネルの戦闘部隊がロシア軍に反旗を翻したことを受けてウラジーミル・プーチン大統領は緊急演説を行った。ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジンの名こそ挙げなかったものの、断固たる懲罰を科すと全国民に対して約束した。
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しかし、その決意は1日ともたず、クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフは大統領演説と正反対の声明を発表。プリゴジンを反逆罪に問うことはない、彼はベラルーシに亡命する、反乱に参加した戦闘員が退却すれば罪に問わない......。

国営メディアは、無用な流血を避けるための寛大な措置と言いくるめようとしたものの、誰も額面どおりには受け取らなかった。

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いつもなら都合の悪いことが起きると部下の誰かに責任を押し付けて国民をそらすプーチンだが、今回はそうはいかなかった。なにしろ大軍を率いて首都へ進撃してきたのは、自身の最も忠実な部下の1人だったのだ。

顔を出し、テレビを通じて反乱鎮圧まで宣言したにもかかわらず、正規軍も治安部隊も秘密警察も動かず、プーチンの命令を実行しようとしなかった。ロシア国民の目には、プーチンが机上の軍隊を動かしているだけと映ったことだろう。

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最悪なことに、この時点で大統領支持を表明する有力者は一人もいなかった。反乱鎮圧の方針が撤回されるまでの間、彼らは様子見を決め込んだのだ。

「自分たちの指導者が事態を掌握できていないのではないか」という不安は国内で確実に広がっている。

ワグネルの反乱ではロシア空軍機の操縦士を含む10人以上の死者が出たにもかかわらず、その情報がすぐにもみ消されたことで怒りを感じた国民も少なくない。

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今回の反乱で反プーチンの守旧派も活気づき、反プーチンで結束し始めている。過激な民族主義者のウラジスラフ・ポズニャコフは「プーチンは現実から切り離されたファンタジーの世界に住んでいる」とこき下ろした。

多くのロシア人、とりわけ権力の中枢にいる人たちが反乱の行方を傍観したのも前代未聞の事態だ。親プーチン派でさえも騒動中は沈黙を貫いた。

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反乱の芽を摘むことができず、鎮圧するという約束も守れない──決断力のなさと弱さが今回で明らかになった。「裸の王様」であることがバレたのだ。

「無慈悲な支配者」というイメージが崩壊したプーチンを待つのは、自滅の道だろうか──。

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■詳しくは動画をご覧ください。

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