<ベラルーシのルカシェンコ政権はロシア軍上層部に反乱を起こしたプリゴジンと配下のワグネル部隊を受け入れたが、現地の反体制派はその危険な力を利用しようとしている>

<動画>ロシアが誇る「空飛ぶ戦車」

ロシアの民間軍事組織ワグネルの戦闘員は、ベラルーシで独裁者アレクサンドル・ルカシェンコ大統領と戦う反体制派の歓迎を受けることになりそうだ。

海外亡命中のベラルーシのある反体制派は、民主化運動と連携するベラルーシのパルチザン、活動家、当局者はこぞって、ウラジーミル・プーチン大統領に対して武装蜂起してベラルーシに亡命したワグネル代表のエフゲニー・プリゴジンと、彼を追って来るワグネルの戦闘員を「温かく歓迎」するつもりだ、と言う。

2020年の大統領選でルカシェンコと勝利を争ったベラルーシの反体制指導者で亡命中のスベトラーナ・チハノフスカヤの最高政治顧問、フラナク・ビアチョルカは、ベラルーシに滞在するワグネルの部隊は、復讐に燃えるプーチン政権に脅かされることになるだろう、と本誌に語った。ベラルーシの軍事・治安組織内の有力者も決してワグネルに好意的ではない。

周辺国もワグネルの存在が不安

プリゴジンと彼に従う数千のワグネルの戦闘員は、ベラルーシに駐留する予定だと伝えられる。プーチンはワグネルの蜂起を「反逆罪」だと非難し、報復すると脅したが、ルカシェンコ大統領の保護の下、ロシアを離れるという取引を持ちかけられた。

だが、「プリゴジンがベラルーシに長期滞在するとは思えない」と、ビアチョルカはインタビューで語った。

「ベラルーシはプーチンの支配下にあるから、プーチンがプリゴジンを殺せと命じれば......そうなるだろう。ベラルーシは安全な場所ではない」

プラネット・ラボ社による最近の衛星画像によると」、ベラルーシに数千人規模の軍隊を収容できる軍事基地らしきものが作られている。そこにワグネルの戦闘員が駐留することになれば、非常に戦闘力が高く半自律的な戦闘部隊が国境まで車で数時間の場所に出現することになるのではないかと、周辺のEU諸国は神経質になっている。

ベラルーシと隣接するヨーロッパ各国の外交官たちは、国境地帯での新たな挑発行為を恐れて、ワグネルのベラルーシ到着を「注視し、評価している」と本誌に語った。

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正体不明の戦闘部隊
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