米欧州軍の元副司令官である彼が、ウクライナは今後予定している反転攻勢の第一段階でクリミア奪還に動くべきではないと考えている理由は、そこにある。
「まずクリミアを制圧しようとしても、ウクライナ側にはクリミアを孤立させるために必要な長距離射撃能力がないし、奪還後にクリミアを防衛するための十分な海軍能力もない」とトゥイッティは述べる。
「だから私としては、何度かにわたって攻勢をかけ、条件が整ったところでクリミア奪還に総力を挙げて動き、ロシア側を打ち負かしてクリミアを孤立させ、掌握するのがいいと思う」
一方、ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領顧問は、早ければ5カ月後にはウクライナ軍がクリミア入りできるだろうと自信をのぞかせた。
ポドリャクは4月5日に米政府が資金提供するメディア「自由欧州放送(RFE/RL)」のクリミア版「Krym.realii」が公開したインタビューの中で、「5カ月後から7カ月後には、我々がクリミアを掌握できるだろう」と述べた。
「この見通しは楽観的すぎるかもしれない。だがこれは、数字の裏付けがある楽観だ。繰り返して言うが、ロシアには我々を抑え込むだけの戦略資源がない。戦争の論理は明らかだ。我々が今後、クリミアの効果的な未来について議論できるようになるのは間違いないだろう」