Ananya Palyekar

[6日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は6日、ピックアップトラック「サイバートラック」について、テキサス州のギガファクトリーでの生産を2027年半ばごろに段階的に終了する計画を明らかにした。従来のピックアップトラックに対抗する未来型の車として売り出したが、幅広い消費者の支持を得るのに苦戦している。

サイバートラックの生産を別の施設に移すのか、全面的に終了するのかは、現時点では明らかでない。ただ、同モデル専用の部品を製造する設備があると知られているテスラの施設はオースティンにある同工場だけだ。

マスク氏はXへの投稿で、生産の段階的な終了により、新たに発売した「サイバーキャブ」の増産に対応できると説明した。マスク氏はサイバーキャブをテスラの主力自動運転モデルと位置付けている。

サイバートラックの主任エンジニア、ウェス・モリル氏はXに「サイバートラックは技術開発の素晴らしい基盤となった。その成果はサイバーキャブに受け継がれている」と投稿した。

<賛否分かれる技術>

マスク氏は23年のサイバートラック発売時、ゼネラル・モーターズやフォードのピックアップトラックに対抗する未来型の車だとアピールしていた。しかし同モデルはそうした期待に応えられていない。

ステンレス鋼を使った角張った型破りなデザインは賛否が分かれ、米国外での販売拡大の足かせとなってきた。欧州の一部では規制当局の認可取得が難しくなり、主要市場に参入できなかった。同モデルは複数回のリコールや品質管理の問題も抱えてきた。

テスラはサイバートラック単独の販売台数を公式には開示しておらず、「その他モデル」に分類している。この区分の第3・四半期の納車台数は8295台にとどまり、第2・四半期の1万2364台から減少した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。