Pete Schroeder

[ワシントン 4日 ロイター] - 米通貨監督庁(OCC)は4日、大手銀行による人工知能(AI)利用の監督指針を出した。検査官に対しAIを他のリスクと区別して扱わないよう求めた。

ロイターが確認した文書によると、OCCがこうした指針を出すのは初めて。

この新たな枠組みでは、OCCは銀行にAI利用について個別のリスク基準の設定を求めず、検査官もAIを特有のリスクとして扱うべきではないとした。ただし、検査官は銀行のAI利用方法に加え、銀行の規模や複雑さを考慮すべきだという。

指針には規則のような法的拘束力はないが、銀行は通常こうした指針に厳格に従う。

OCCは、検査官が重視すべきなのは銀行の利用する個々のモデルの高度さではなく、AIが誤りを起こした場合の影響だとした。

取引を開始する権限を与えられた単純なAIエージェントは、行内向けに使う高度なモデルよりもリスクが高いとみなされ得ると説明した。リスクの高いAI利用では、自律的に動作できる範囲をより厳しく制限したり、人間がより直接的に監督したりする必要が生じる場合があるとしている。

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