トランプ氏は選挙戦終盤、24回を超える集会を開くなど精力的に遊説し、パクストン、グラム両氏とオハイオ州のジョン・ハステッド上院議員を重点的に応援。支持者らに「私が立候補しているつもりで投票してほしい」と繰り返し呼びかけた。
しかし、3日夜に共和党が上下両院の過半数を失う恐れが明らかになると、トランプ氏は交流サイト(SNS)に「私は立候補していなかった。もし立候補していたら、われわれは圧勝していただろう!」と投稿した。
民主党は共和党が保有していた上院議席を計6議席奪取。接戦となっているミシガン、ミネソタ両州で自党の議席を守れなくても、過半数を確保することになった。
下院でも民主党は、ケンタッキー、ニュージャージー、ノースカロライナなどの州で共和党から少なくとも8議席を奪い、保守色の強い選挙区でも健闘しており、過半数を獲得する見通しとなった。
民主党の優勢は他の選挙にも及んだ。テキサス州では3期目の現職、グレッグ・アボット知事が民主党のジーナ・イノホサ氏に敗れた。保守地盤のアイオワ、オハイオ両州でも民主党が知事選を制した。
「トランプ氏に厳しい審判」
ジョージア州で当選確実となった民主党現職のジョン・オソフ上院議員は、勝利を祝う集会で支持者に「米国民は広範かつ決定的な勝利を通じて、ドナルド・J・トランプ大統領という人物の堕落、腐敗、無能さに厳しい審判を下した」と語った。
フロリダ州では共和党のアシュリー・ムーディ上院議員が民主党のアンジー・ニクソン氏を退けた。ただ、ロイターとUSAトゥデーがまとめた開票集計によると、得票率の差は約3ポイントにとどまった。同州では24年にトランプ氏が13ポイント差で勝っており、共和党の強固な地盤でさえ民主党に大きく傾いていることを改めて示した。