[東京 4日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日続落し、前営業日比1.42%(893円23銭)安の6万2188円63銭で取引を終えた。米中間選挙で民主党が上下両院で過半数を獲得する見通しとなったことを受け、下値目安として意識された7月29日安値6万0448円90銭を割り込み、一時4.84%(3051円76銭)安の6万0030円10銭と6万円割れ寸前まで下落した。その後は、相次ぐ好決算の発表が好感されたほか売られ過ぎの警戒感も生じ、引けにかけ急速に戻した。
寄り付き直後から「米中間選挙の投開票が進む中、事前の予想通り民主党の優勢が伝わり、AI関連株のポジションを落とす動きがみられている」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれ、前場段階から売り優勢となった。
後場に入ると、民主党勝利が濃厚になったことで、懸念ムードが一段と高まった。しかし、日経平均6万円前後の水準は、好調な企業業績を踏まえると割安な水準でもあり、突っ込み買いが入って急速に引き戻した。
年初来安値を更新していたIHIが、後場寄り後に上方修正を発表したことをきっかけにプラス転換したほか、大手商社株の好決算が相次いで発表されたことも、市場のセンチメントを回復させた。
市場では「米中間選挙でデータセンター投資が鈍るという懸念からAI・半導体関連株から下落したが、短期的な過剰反応だったと言えるのではないか。日本株でリスクヘッジをしたような動きに見える」(SBI証券・投資情報部長の鈴木英之氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.89%安の3895.38ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.89%安の2007.6ポイントだった。プライム市場の売買代金は10兆8055億7200万円だった。
東証33業種では、値上がりは空運、不動産業など8業種、値下がりは非鉄金属、石油・石炭製品、ガラス・土石製品など25業種。
個別ではキオクシアHLDG、アドバンテスト、ソフトバンクグループが大幅安。一方で、三菱商事が決算発表後に買われ、ファーストリテイリングが大幅高となった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が続落し、0.57%安(4.43ポイント安)の769.27ポイントだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが425銘柄(27%)、値下がりは1084銘柄(69%)、変わらずは43銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 62188.63 -893.23 62973.16 60,030.10─63,105.47
TOPIX 3895.38 -34.9 3936.72 3,792.20─3,947.25
プライム指数 2007.60 -18.1 2028.07 1,954.47─2,034.41
スタンダード指数 1616.37 -13.36 1631.13 1,592.69─1,636.63
グロース指数 972.02 -6.81 977.39 942.62─978.32
グロース250指 769.27 -4.43 772.69 744.55─773.47
数
東証出来高(万株 351279 東証売買代金( 108055.7
) 億円) 2