Marie Mannes Helen Reid Louise Rasmussen
[ストックホルム/ブリュッセル/ロンドン 2日 ロイター] - 欧州のスーパーマーケットの冷蔵設備を標的にしたサイバー攻撃が再び発生しており、スウェーデンからベルギーに至る欧州各地の店舗で2日、冷蔵設備の温度が上昇する事態となった。
スーパーチェーンのアホールド・デハゼイとコルライトによると、夜間に発生したIT障害によりベルギーとルクセンブルクの数十店舗の冷蔵・冷凍設備が被害を受けた。スウェーデンの食料品チェーンICAとコープも同様に温度が急上昇したと報告した。
ストックホルムにあるICAのフランチャイズ店のセールスマネージャー、エングラ・イングウォール氏はロイターに対し、「サイバー攻撃があり、全ての冷凍庫が50度に達した」と述べた。攻撃は午前2時(日本時間午前10時)に発生したが、気付いたのは数時間後だったとし、「全て駄目になった」と語った。
スウェーデンの国家サイバーセキュリティーセンター責任者のジョン・ビロウ氏は2日、国内各地の食品店に影響を及ぼす複数の事案に対応しているとしつつ、誰が攻撃の背後にいるかについては推測することはできないと述べた。
フランスでも先月、多数のスーパーマーケットの冷蔵・冷凍設備を標的にした大規模なサイバー攻撃が行われ、冷蔵庫や冷凍庫の温度が一晩で最高50度まで上昇。これにより食品の損失や火災が発生していた。