[ベルリン 2日 ロイター] - S&Pグローバルが2日発表した10月のドイツ製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は54.2と、9月の53.9から上昇した。輸出の増加と政府関連の需要が生産と受注を支えた。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済担当アソシエートディレクター、フィル・スミス氏は「コスト上昇圧力が再び強まったにもかかわらず、ドイツ製造業の回復は10月も順調に続き、底堅さを示した」と述べた。

生産は10カ月連続で増加したが、伸びは鈍化し7月以来の低水準となった。新規受注の伸びも3カ月ぶりの低水準となった。一方、輸出は堅調に増加し、伸びがやや加速した。

海外需要の強さは直近のピークだった8月に次いで、4年半余りで2番目の高水準となった。企業からはアジアや北米、欧州の一部向けの販売が増えたとの声が聞かれた。

受注残は3カ月連続で増加した。増加ペースは9月と変わらず、2022年4月以来の高水準を維持した。雇用はわずかな減少にとどまり、減少幅は23年8月以来の最小となった。

投入価格を示す指数は5カ月ぶりの高水準となり、仕入れ先からの納入の遅れも5月以来最も深刻になるなど、コスト上昇圧力が強まった。一方、競争圧力で企業の価格決定力が抑えられ、出荷価格の上昇率は8カ月ぶりの低水準に鈍化した。

製造業各社は今後1年間の生産について楽観的な見方を維持したものの、コストの急上昇が重荷となり、景況感は7月以来の低水準に落ち込んだ。納期が長期化する中、購入品の在庫をほぼ4年ぶりに積み増した。

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