<為替> 円が3日続伸。日銀が政策金利を据え置き、物価見通しを引き上げたことが材料となったほか、米国債利回りの低下もドルの重しとなった。

日銀は30日、金融政策決定会合で金利の据え置きを決定した。ただ、金融政策はよりタカ派的な新たな局面に入ったと強調し、数カ月に1度のペースでの利上げに踏み切る可能性を示唆した。

円は対ドルで0.11%高の1ドル=157.51円。ただ、月間では下落する見通しとなった。

主要通貨に対するドル指数は横ばいの101.88。月間では2カ月続伸となる見通し。

ユーロは0.12%安の1.1168ドル。月間では2カ月続落となる見通し。

来週はイングランド銀行(英中央銀行)とオーストラリア準備銀行(中央銀行)の金融政策決定会合が注目される。

英ポンドは0.15%高の1.3396ドル。豪ドルは対米ドルで0.09%高の0.70345米ドル。いずれも月間ベースで上昇する勢いとなっている。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.61%安の7万6780.93ドル。世界最大の暗号資産(仮想通貨)交換業者バイナンスで、ハッカーの攻撃により63億ドル相当の資産が流出したことが材料視された。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 指標となる10年債利回りの10月月間の低下幅が36ベーシスポイント(bp)となり、23年12月以来の大きさとなった。週間でも4週連続で低下し、連続低下期間は1年ぶりの長さとなった。

ハイテク関連株の急落で人工知能(AI)投資への懸念が強まり、安全資産である米国債に資金が流入した。

米10年債利回りは終盤で6.4bp低下の4.925%。一時は9月半ば以来の低水準を付けた。30年債利回りは1.9bp低下の5.31%で、月間低下幅は同じく23年12月以来の大きさとなる見通し。

FRBの政策金利見通しを反映しやすい2年債利回りは8.1bp低下の4.575%。月間では2025年8月以来の大幅低下となる見通し。

経済見通しを示す指標として注目される2年債と10年債の利回り格差は34.6bpだった。

物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で、期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、5年物が2.461%。29日終盤は2.469%だった。10年物TIPSのBEIは2.336%だった。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 急落して取引を終えた。ナスダック総合は1日の下落率として6月5日以来の大きさを記録した。29日に発表されたインテルとアマゾン・ドット・コムの四半期決算が期待外れとなり、人工知能(AI)関連企業による巨額支出を巡る懸念が一段と強まった。

主要3指数はいずれも大幅に下落。ハイテク株の比率が高いナスダックは2.9%安となった 。

アマゾンは取引が進むにつれて下げ幅を縮めたが、インテル株は28.6%急落した。

半導体株は大きく値を下げた。エヌビディアが4.2%安、AMDが10.9%安となった。フィラデルフィア半導体指数は7.2%下落し、月間で15%を超える下げとなった。

サーバー大手のデルとHPはそれぞれ10.8%安、9.6%安だった。

主要3指数はいずれも週間で下落して取引を終えた。S&P500とナスダックは月間でも下落したが、ダウは上昇して10月を終えた。

第3・四半期の決算発表シーズンは折り返し点を過ぎ、S&P500構成企業のうち299社が発表を終えた。LSEGのデータによると、このうち82%が市場予想を上回った。アナリストは現在、S&P500構成企業の第3・四半期利益が前年同期比31.6%増加すると予想している。

石油大手エクソンモービルとシェブロンは、ともに四半期利益が市場予想を上回った。エネルギー供給の混乱で利益率が急上昇したことが寄与した。両社株はそれぞれ2.2%高、2.8%高となった。

コーヒーチェーンのスターバックスは1.8%安。中国事業の売却に伴い、通期売上高が減少するとの見通しを示した。

暗号資産(仮想通貨)関連企業のコインベース、ストラテジー、ロビンフッドは7.2─10.6%下落した。 世界最大の暗号資産(仮想通貨)交換業者バイナンスで、ハッカーの攻撃により63億ドル相当の資産が流出したことを受けた。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.8対1の比率で上回った。ナスダックでは値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.03対1の比率で上回った。

米取引所の出来高は198億7000万株で、直近20営業日の平均172億6000万株を上回った。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 金価格は1年ぶりの安値を付けた。銀、プラチナ、パラジウムも大幅に下落し、テクニカル指標で売られ過ぎの水準に沈んだ。米東部時間午後2時13分(日本時間31日午前3時13分)時点で、金現物は3.5%安の1オンス=3880.97ドルとなり、2025年10月以来の安値を記録。銀は6.5%安の49ドルと、11カ月ぶりに50ドルを割り込んだ。パラジウムも1000ドルを下回った。米金先物12月物の清算値は3.3%安の1オンス=3898.90ドルだった。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 2%超急騰し、4月末以来の高値で取引を終えた。来週に控える米中間選挙後に、イランとの戦争がさらに激化する可能性に市場が身構える中、ホルムズ海峡でのタンカー攻撃が供給リスクを浮き彫りにした。 清算値は、北海ブレント先物12月限は2.76ドル(2.4%)高の1バレル=117.64ドル。一時、118ドルの高値を付けた。1月限は2.63ドル高の113.43ドル。 米WTI先物は2.12ドル(2.08%)高の104.12ドル。 月間ではブレントが13.6%、WTIが15.2%それぞれ上昇した。 英国海軍の海‌事機関(UKMTO) によると、30日にホルムズ海峡で、小型船によって取り付けられた爆発物によってタンカーが攻撃された。攻撃の詳細については、直ちには明らかになっていない。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 157.53/157.56

始値 157.19

高値 157.64

安値 156.97

ユーロ/ドル NY終値 1.1158/1.1162

始値 1.12

高値 1.1203

安値 1.1137

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 97*07.00 5.3114%

前営業日終値 96*31.00 5.3290%

10年債(指標銘柄) 17時05分 97*20.00 4.9330%

前営業日終値 97*06.50 4.9890%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*03.25 4.7269%

前営業日終値 99*24.75 4.8020%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*02.00 4.5917%

前営業日終値 99*30.13 4.6560%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 51770.31 -572.25 -1.09

前営業日終値 52342.56

ナスダック総合 25437.00 -747.73 -2.86

前営業日終値 26184.72

S&P総合500種 7580.07 -140.32 -1.82

前営業日終値 7720.39

COMEX金 12月限 3898.9 ‐132.5

前営業日終値 4031.4

COMEX銀 12月限 4927.6 ‐310.4

前営業日終値 5238.0

北海ブレント 12月限 117.64 +2.76

前営業日終値 114.88

米WTI先物 12月限 104.12 +2.12

前営業日終値 102.00

CRB商品指数 411.0994 ‐0.3171

前営業日終値 411.4165

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