Michael S. Derby

[30日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は30日、高止まりするインフレに対応するため、近く利上げが必要だとの認識を示した。

ムサレム総裁は、「シャドー・オープン・マーケット・コミッティー」での講演原稿で、「追加的な金融引き締めが必要であり、それも早急に必要になると判断している」と述べた。

また、「後になって大規模かつ急激な対応を取るよりも、早期に段階的な調整を行う方が通常は混乱が少ない」とし、「インフレ期待が安定している間に、より早い段階で小幅な措置を講じる方が、労働市場や経済成長に悪影響を及ぼすことなく成功する可能性が高い」と語った。

ムサレム氏は、インフレ率が2%目標に比べて依然高過ぎ、上振れリスクが続いていると指摘。米連邦準備理事会(FRB)が行動を起こさなければ、インフレが緩和される可能性は低いとの見方を示した。その上で、金融政策は現時点でインフレを押し下げられる状況にないとし、「金融政策と金融環境は依然として緩和的だと考える。金融環境は最近、引き締まった」と述べた。

さらにムサレム氏は講演後、現在の重点課題の一つは、高い物価上昇圧力が経済全体に波及しないようにすることだと説明。「私が現在、特に注力しているのは、インフレのさらなる拡大や、インフレの二次的影響を抑えることだ」と述べ、「住宅を除いたサービス部門のインフレ、コア・サービス・インフレに注目しており、これらの分野における物価上昇圧力が悪化しないよう注視している」と述べた。

ムサレム氏は今年、連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持たないが、来年には投票権を得る。

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