「ハロウィーンの仮装に最適! 今なら9.99ドル」。そんな値札に引かれて古びた軍服を手にしたら、そこから不思議な旅が始まった。
インディアナ州在住のズレイカ・キング・リベラ(29)が近くのフォートウェインにあるリサイクル店に足を運んだのは、ハロウィーンで子供たちに着せる衣装を探すためだった。でも一着の軍服を見た瞬間、足が止まった。
「内側に名前が書いてあった。『ウィリビー』って。認識番号の下4桁もはっきり読めた。えっ、何なの?」
これを着ていた人、絶対に探し出さなくちゃ。それが私の任務でしょ。
自身も陸軍にいた経験のあるリベラはそう思った。「うちは軍人一家で、夫も退役軍人。だから誰であれ、軍隊に入って国のために尽くした人には特別な思いがある」
だから「ハロウィーンの衣装」で終わらせるわけにはいかない。そう思った。
80年前の戦争で「誰かがこれを着て、どこかで戦った。その人には家族がいるはずだけれど、まさか彼の服がこんな所で売りに出されているとは知る由もない。これって理不尽」。
そう思うから、彼女は迷うことなくその軍服を買い求め、「ウィリビー」なる男の来歴を突き止め、できることなら彼の遺族にウィリビーの軍服を返してやろうと考えた。それが自分のミッションだと。
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