在りし日のダイアナ元皇太子妃をしのぶとき、人々が思い浮かべる姿はおそらく2つのうちのどちらかだろう。1つはスポーツイベントでのお気に入りのスタイル。白いソックスにルーズフィットのスエットシャツ、スニーカーという爽やかなコーデだ。
そしてもう1つは、露出度の高い黒のミニドレス。1994年、当時彼女の夫だった現在の英国王チャールズがテレビ出演し、国民に重大事実(長年の不倫関係)を告白することになったその日、ダイアナはサーペンタイン・ギャラリーで開かれる慈善ディナーに出席する予定だった。
土壇場で着ていくドレスを変えた彼女は、その後も長く語り継がれるほど魅力的な姿で報道陣の前に現れた。黒いドレスに身を包んだ「黒い羊」(つまり、王室の問題児)。皇太子妃がこれほどセクシーなドレスを着用するのは、王室の常識からすれば許し難い事態だ。
ジャガーから降りて会場に向かうダイアナをカメラが捉えたその瞬間、黒のドレス姿はアイコン的なイメージとなった。ギリシャ人デザイナーのクリスティーナ・スタンボリアンの手になる、このシルクのオフショルダーのドレスは、「リベンジドレス(復讐のドレス)」として知られることになる。
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