Kopano Gumbi

[プレトリア 29日 ロイター] - 南アフリカ統計局は29日、統計の包括的な見直しと基準年の変更により、同国の経済規模が従来の公表値を約5%上回るとの推計を示した。サハラ以南アフリカで最大の経済国として、2位のナイジェリアとの差が一段と広がった。

• 南ア統計局によると、2025年の名目国内総生産(GDP)は、従来の7兆6400億ランドから8兆400億ランド(約4830億ドル)に上方修正された。

• 世界各国の統計機関は、経済構造の変化などを反映するため、GDP推計の基準年変更や包括的な見直しを実施している。

• サハラ以南アフリカで2位の経済規模を持つナイジェリアの25年の名目GDPは441兆5000億ナイラ(3280億ドル)だった。

• ナイジェリアはかつてドル換算の経済規模で南アを上回っていたが、通貨ナイラの切り下げにより、南アが逆転した。

• 南アは今回の見直しで、GDP算出の基準年を2015年から22年に変更した。

• 自家発電、不正・違法な採掘や製造活動、配車サービスなど、これまで把握されていなかった経済活動も算入した。

• 集計対象の10部門全てで産出額が従来の推計を上回り、鉱業、金融、商業の上方修正幅が最も大きかった。

• 金融サービス会社PSGのチーフエコノミスト、ヨハン・エルス氏は、経済規模の改定により南アの債務関連指標が改善して見えるようになると指摘。特に、市場などが注視する債務残高の対GDP比率に影響すると述べた。政府は同比率の引き下げを目指している。

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