Raphael Satter AJ Vicens Phil Stewart

[ワシントン 29日 ロイター] - 米国防総省は、国内各地の米軍基地で8月に相次いだ原因不明の冷凍庫の不具合について、サイバー攻撃の疑いがあるとみて対応している。事情に詳しい当局者4人が明らかにした。

当局者の1人によると、軍の捜査当局はフランスで今月、スーパーマーケットの業務用冷凍設備を標的とした同様のサイバー攻撃が発生し、営業に支障が出たことを巡り、同国の捜査当局と連絡を取っている。

ロイターは、国防総省の捜査がどこまで進んでいるかや、誰が関与した可能性があるかなどについて、結論に達したかどうかを確認できていない。国防総省は捜査に関する質問に対し、サイバー軍の一部隊が「関係省庁や法執行機関と緊密に連携している」と述べた。詳細は明らかにしなかった。

米陸軍犯罪捜査局は、同局のサイバー捜査部門が捜査に関与しており、「欧州での冷蔵・冷凍設備の停止」について理解を深めるため、フランスの法執行機関と協力していると説明した。

ロイターが各基地の当時のフェイスブック投稿やウェブサイトの更新内容を調べたところ、米国で8月下旬に発生した不具合は、基地内の売店少なくとも6カ所に影響した。少なくとも1件では、冷凍庫が単に停止しただけでなく、冷却装置の温度が夜間に上昇し、翌朝にはしなびたり解凍されたりした食品が山積みになった。

今回の冷蔵・冷凍設備の不具合がサイバー攻撃と確認されれば、低温保管設備などの重要インフラがハッカーに対していかに脆弱になり得るかを示す新たな事例となる。

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