Nidhi Verma
[ニューデリー 22日 ロイター] - 船舶追跡データによると、インドの9月の中東産原油輸入が急増し、イラン戦争前の水準を回復した。一方、ロシア産原油は中国との激しい調達競争を受けて減少した。
中東産原油輸入は日量約280万バレルと、2月以来の高水準となった。インドの原油輸入全体の約54%を占めた。
一方ロシア産原油輸入は前月比約14%減の日量約180万バレルとなった。原油輸入に占める割合は46.6%から33.5%に低下した。
<ロシア産原油の輸入、低調続く見通し>
インドの石油精製業界関係者によると、輸送費などを含めたロシア産原油の調達コストは現在、イラク産など一部の中東産原油と同程度になっている。このため、インドの製油会社によるロシア産原油の購入は、今後数カ月は低調に推移する見通しだ。
この関係者によると、中東産原油が市場に流入する中、ロシア産原油の北海ブレントに対する上乗せ幅は、ここ数カ月の1バレル当たり10ドル超から1─2ドルに縮小した。
中東産は輸送日数が短いことや、一部の産油国が運賃の高騰を相殺するために販売価格を引き下げていることから、製油会社は割安な中東産原油の購入をできる限り増やしたい考えだという。
データによると、インドの9月の原油輸入全体は前月比20%増の日量約533万バレルだった。イラク産原油輸入は日量約83万バレルと、8月の17万1000バレルから増加した。