Sanskriti Shekhar

[21日 ロイター] - 米ウォルマートは21日、人工知能(AI)エージェントが顧客に代わって買い物をし、取引を完了させることを可能にする新たなツールを導入した。電子商取引におけるAI搭載アシスタントの利用が拡大する中で自社の地位確立を目指す。

ウォルマートはAIを活用した買い物分野への進出を推進している。外部のAI買い物エージェントによる自社プラットフォームへのアクセスを制限しようとしている米アマゾン・ドット・コム とは対照的だ。詳細は以下の通り。

• ウォルマートは来月に「エージェント・プロフィール」を導入すると発表。これにより買い物客は個々のAIエージェントを承認し、その購入を個別に追跡できるほか、支出上限の設定や取引ごとの承認要求が可能になる。

• 顧客はAIエージェントによる購入を自身の注文とは別に監視でき、いつでもエージェントのアクセスを取り消すことができる。

• みずほセキュリティーズのアナリスト、デービッド・ベリンガー氏はノートで、これらのツールがエージェントによる購入という「実験的な」買い物プロセスに対する信頼を醸成すると指摘した。

• ウォルマートはまた、「ウォルマート・エージェント・ゲートウェイ」を立ち上げた。これはオープンAIの「チャットGPT」やグーグルの「ジェミニ」、メタ・プラットフォームズの「ミューズ」といったAIアシスタントが、ウォルマートや傘下の会員制スーパー「サムズクラブ」のシステムに直接接続して商品を検索し、購入を完了できるようにするプラットフォーム。

• 購入の主導権は引き続き顧客が握り、AIエージェントは決済カードデータへのアクセスが禁止され、社内規則に違反した場合は利用を阻止される可能性がある。

• これらのツールはウォルマートアカウントの保有者全てに利用可能となり、会員制サービス「ウォルマート・プラス」の会員資格は不要。

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