Ben Blanchard Yimou Lee

[台北 22日 ロイター] - 台湾の情報機関、国家安全局の蔡明彦局長は22日、「越境弾圧」を遂行しようとする中国の動きと組織犯罪との関連性を調査していると述べた。中国の習近平国家主席をやゆしたコメディアンに対する襲撃事件の背後に同国の政府が関与していると台湾当局が発表したことを受けた。

蔡氏は立法院(国会)で記者団に対し、コメディアン襲撃のような事件に協力する現地ネットワークは、そのほとんどが犯罪組織、あるいは組織犯罪と結びついた民間調査会社だと指摘。「国家安全局としては、その背後にいる人物が中国共産党から指示や資金提供を受けているかどうかをより懸念している。犯罪組織やネットワーク全体をいかに解体するかが、われわれの重要な焦点だ」と述べた。

中国政府で台湾政策を担う国務院台湾事務弁​公室はコメント要請に応じていない。同弁公室はコメディアン襲撃事件に関するこれまでの質問にも回答していない。

蔡氏は、中国の活動に一層適切に対処するため、台湾は法律の改正が必要になる可能性があると述べた。

台湾の最高検察庁は22日に別途発表した声明で、台湾市民に対し「警戒を強め、敵対的な外国勢力を決して支援せず、また現地協力者として利用されることのないよう」呼びかけた。

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