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[21日 ロイター] - 米大手自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は21日にニューヨークで開催したイベントで、収益性が高い車種の大型ピックアップトラックやスポーツタイプ多目的車(SUV)で「視線を外しても運転可能な」(アイズオフ)自動運転機能の導入を計画していることを明らかにした。具体的な開始時期は表明しなかった。

新たな収益源を開拓するためにGMで販売台数が多い車種に投入する。GMは昨年、SUVの電気自動車(EV)「キャデラック・エスカレードIQ」については28年に高速道路での自動運転機能を提供すると発表していた。

自動運転トラックの開発企業オーロラ出身である、GMのスターリング・アンダーソン最高製品責任者(CPO)は「高速道路で安全に動作し、ドライバーの時間を解放してくれる自動運転システム」を構築中だと説明。その上で、将来的には自動運転機能を一般道でも使えるようにする方針を示した。

GMは、自動運転機能などを提供するために自動車向けの新たなソフトウエア基盤を開発しており、自動車を「アップデート可能な、走行可能なコンピューター」に随時アップデートできるようにすることを目指す。このようなデジタル機能強化への課金を所有者が率先して支払うと見込んでいる。

自動車業界幹部やアナリストらは、自動車メーカーがソフトで苦戦してきた要因の一つは、業務の多くを長年にわたりサプライヤーに外注してきたことがあると指摘する。

アンダーソン氏はロイターに対して「当社は皆様の生活を改善する方法を深く考えている(中略)なぜならばあなたのマイカーは、あなたが必要とすることを前もって把握しているからだ」と発言。デジタル機能強化について「システム全体のソフトを自社で一元管理すれば、これまでのように複数のサプライヤーが車のデジタル接続を管理していた頃とは比べ物にならないほど新たな可能性が広がる」と訴えた。

自動車メーカーの車両販売の利益率は平均約10%だが、コンサルティング大手PwCはソフト関連サービスの利益率は30―40%に達する可能性があると試算している。

UBSは9月に発表した報告書で、GMのデジタル売上高が2036年に96億ドルとなり、26年(32億ドル)の3倍になると予測。GMのデジタル技術について「過小評価されており、十分に生かされていない」と評した。

自動車調査会社テレメトリーの市場調査担当副社長サム・アブエルサミド氏は、中国の自動車メーカーや米EV大手テスラなどと競争するにはデジタル機能の強化が不可欠だとして「競合他社にさらに大きく後れを取ることになるだろう」と話す。

GMはまた、今後数カ月以内にSUVのEV「キャデラック・リリック」に人工知能(AI)アシスタントを導入することを発表した。

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