Kane Wu
[香港 22日 ロイター] - 中国の人工知能(AI)新興企業ディープシークが、既存および新規の投資家から約1000億元(149億8000万ドル)を集め、最新の資金調達ラウンドを完了しつつあることが分かった。事情に詳しい関係者2人が22日、明らかにした。
関係者によると、中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)と、通信アプリの微信(ウィーチャット)を運営する騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が主要な出資者に名を連ねた。
資金調達は数日中に完了する見通し。ただ、金額などの詳細は確定しておらず、変わる可能性がある。
ディープシーク、CATL、テンセントからのコメントは直ちに得られなかった。
ブルームバーグは22日、関係筋の話として、ディープシークがCATLとテンセントを主な出資者とする最新の資金調達ラウンドで150億ドルを集めたと最初に報じた。
ディープシークは当初の調達目標額だった500億元の2倍を集めることになる。中国が米国とのAI競争で優位に立つことを目指す中、政府や大企業の支援を受ける投資家を中心に、強い関心が寄せられていることを示している。
今回の資金調達は、ディープシークが株式公開による資金調達に近づいていることも示している。ロイターは9月、同社が上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」での新規株式公開(IPO)に向け、中信証券を起用したと報じた。
同社は9月、最新モデル「DeepSeek─V4.1─Flash」を公開した。能力の向上、推論の高速化、処理量の拡大、より大規模なモデルへの拡張を目指した設計だとしている。