[シドニー 22日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズ傘下のフェイスブックとインスタグラムが子どもを有害なコンテンツにさらし、アルゴリズムによって依存状態を持続させたとして、オーストラリアの裁判所に集団訴訟が提起された。
法律事務所ミンターエリソンが今月、オーストラリアで最高裁に次ぐ連邦裁判所に提訴した。交流サイト(SNS)が利用者、特に子どもや10代の若者に害を及ぼしたとして責任を問う訴訟は、同国で初めてとなる可能性がある。
・訴訟は原告8人を代表して起こされた。原告らは18歳未満の時にメタから被害を受けたと主張し、賠償を求めている。
・メタの広報担当者は電子メールで「この訴訟については承知しており、断固として争う」と述べた。
・裁判所は19日に出した報道禁止命令で、原告の身元が特定される可能性のある情報と訴状の内容を報じることを禁じた。
・オーストラリアでは、世界初となる16歳未満のSNS利用禁止に加え、利用者がフィード上でアルゴリズムに基づくコンテンツ表示を無効にできるようにする新たな規則案を受け、政府と巨大IT企業の緊張が高まっている。今回の訴訟はこうした中で起こされた。
・メタは8月、子どもを依存させるようSNSを設計したとの訴えを巡り、米国のほぼ全ての州と和解し、180億ドルを支払うことに合意した。