Courtney Rozen
[ワシントン 21日 ロイター] - 米人工知能(AI)開発企業オープンAIのブロックマン社長が、AI規制強化に反対する政治団体「リーディング・ザ・フューチャー」に対し、夫婦で計2500万ドルを寄付したことが取り沙汰されている。オープンAIを巡っては、開発中のAIエージェントがシステムに不正侵入する問題が発生。経営陣は連邦政府による規制を訴えている中での多額の寄付の存在が明らかになり、米政府による規制導入を望んでいるのかどうか真意をいぶかる声が出ている。
団体は米国での「AI開発を過度に制約あるいは遅らせる」規制に反対を掲げ、11月の米中間選挙に向けて、連邦議会上下両院の少なくとも48の選挙区に絡んで数百万ドルを投じている。広報担当は「強力かつ責任ある国レベルの規制枠組みを推進するため、議会で協力できる支持者」を求めていると表明したが、寄付に関しては言及しなかった。
オープンAIはブログで、ブロックマン夫妻の寄付は個人的なものだと説明している。
トランプ米大統領は今年9月、オープンAIほかAI開発主要6社とAIの脅威に自主的に対処するとの合意を発表した。規制強化をすれば、新モデルの発表遅延や安全面の懸念による性能変更などにつながり、業界の利益を損なう可能性がある。アンソロピックは、連邦規制が州法に優先することに反対する政治団体に、少なくとも4000万ドルを寄付している。