[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比0.85%(545円82銭)高の6万4621円24銭で取引を終えた。これまでの下落に対して突っ込み警戒感も生じており、人工知能(AI)・半導体関連株を中心に幅広く買いを誘う格好となった。ただ、上値を追うだけの材料に乏しく、中盤からは伸び悩んだ。
引き続き、原油価格の高止まりなどから、インフレ懸念が残っているものの、米国においてハイテク企業の好決算が目立ったことが、買い材料として注目された。
中でも、米国で注目されていたスペースXの決算が上場後四半期で初めて黒字化するなど予想以上に好調だったことがAI・半導体関連株に買い安心感を誘ったほか、韓国KOSPIの上昇もプラス材料となった。
ただ、「目先的には材料となるイベントが見当たらず、国内では上半期の決算発表待ち。それを見極めたいとのムードもあり、全体的に上値追いとならない」(国内証券ストラテジスト)との指摘もあり、中盤からは伸び悩む展開となった。
市場では「地合いは回復したものの、このまま調整が深かったAI株を買っていいのか、バリュー株を狙うのか物色面で迷いが生じているようだ。決算発表の数値を見てからとの雰囲気もあり、物色の柱が定まるのはそれからになりそうだ」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.86%高の4043.73ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.86%高の2083.96ポイントだった。プライム市場の売買代金は6兆9265億6900万円だった。
東証33業種では、値上がりは非鉄金属、銀行業、保険業など24業種、値下がりは小売業、パルプ・紙など9業種。
個別では、アドバンテスト、イビデン、ソフトバンクグループなどが堅調となったほか、あいちフィナンシャルグループなど地銀株の一角も高いが、トヨタ自動車はさえない。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が上昇し、2.79%(20.78ポイント)高の766.69ポイントだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが982銘柄(63%)、値下がりは521銘柄(33%)、変わらずは50銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 64621.24 545.82 64885.95 64,558.60─65,404.63
TOPIX 4043.73 34.52 4051.99 4,035.00─4,063.58
プライム指数 2083.96 17.86 2086.80 2,079.44─2,093.93
スタンダード指数 1667.28 14.08 1665.85 1,664.10─1,672.37
グロース指数 977.57 24.62 964.56 964.16─980.86
グロース250指数 766.69 20.78 755.86 755.40─769.45
東証出来高(万株) 217903 東証売買代金(億 69265.69
円)