Liz Lee Ben Blanchard
[北京/台北 20日 ロイター] - 中国軍は20日、南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島の仙賓礁(サビナ礁)周辺海域に米海軍艦「チャールストン」が未明に「違法に」侵入したとし、監視するため部隊を派遣したと発表した。一方、同海域のさらに北方では、台湾が中国船と対峙(たいじ)していると明らかにした。
人民解放軍南部戦区司令部は声明で、「米国の行動は中国の主権と利益を侵害し、海上安全保障を脅かし、地域の平和と安定を損なうものだ」と指摘。「米国側は直ちにこうした活動を中止すべきだ」と述べた。
米海軍はコメント要請に応じていない。
また、台湾海巡署(沿岸警備隊)は、中国海警局の船舶が、台湾が実効支配する南シナ海・東沙(プラタス)諸島付近の海域に侵入したと発表。同署の船舶「台中」が中国船を退去させるために派遣され、双方が互いにメッセージを放送し合ったという。
海巡署によると、中国船は「いわゆる『中華民国』は存在しない」と放送したのに対し、台湾船は「中華民国・台湾は主権を有する独立国だ」と応答し、現在もにらみ合いが続いている。
中国政府で台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室はコメント要請に応じていない。