[バンコク 16日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は16日公表した欧州経済の定期見通し報告書で、欧州中央銀行(ECB)が高インフレを抑えるため、年内に少なくともあと1回、25ベーシスポイント(bp)の利上げを実施する可能性が高いとの見方を示した。
米国とイスラエルの対イラン攻撃を背景にエネルギー価格が急騰しインフレが加速したことを受けて、ECBは6月と9月にそれぞれ25bpの利上げを実施した。
IMFは「われわれの分析では、コアインフレを十分に抑制し続けるには、2026年中に少なくともあと1回、25bpの政策金利引き上げが必要になる」と指摘。「26年より先の政策は今後のデータに応じて調整すべきだが、28年にインフレ率を確実に目標へ回帰させるには、さらなる引き締めが必要になる可能性が高い」とした。
また「エネルギー価格上昇の影響を和らげるための財政支援は、慎重に設計しなければ、インフレ抑制の取り組みを損なう恐れがある」とも指摘した。