Miho Uranaka

[東京 16日 ロイター] - 香港のアクティビスト(物言う株主)ファンド、オアシス・マネジメントのセス・フィッシャー最高投資責任者(CIO)は16日、都内で開催したチャリティイベントで、9%の株式保有を公表しているニデックについて、足元では保有比率がさらに高まっていることを明らかにした。その上で、条件次第では、保有比率を大幅に引き上げる可能性があるとの考えを示した。

フィッシャー氏は、「(昨日提出した)大量保有報告書では、同社株の保有比率は9%だが、現在はそれをやや上回っている。 大量保有報告書でも説明しているとおり、株価やその他の要因次第では保有比率を大幅に引き上げる可能性がある」と述べた。オアシスは15日提出の報告書で、ニデック株について、5%超取得行為を予定していると明記していた。

数週間前に開かれたニデックの記者会見について「何をすべきかや、どのような措置を講じたのかについて十分な説明がなかった」と指摘。問題に直接関与した人物の処分や組織改革が遅れていることについて、「非常にがっかりしている」と語った。

同氏は、ニデックには取締役会レベルでの監督機能強化が必要との認識を示し、オアシスが取締役候補を提案しているという。会社側が迅速に対応しなければ、臨時株主総会(EGM)の開催を求める可能性があると警告した。

さらに、ニデックは内部統制やコンプライアンス体制の整備を進める一方で、非公開化を含む戦略的な選択肢についても並行して検討すべきだと主張。「望まない形での上場廃止に追い込まれるリスクがある。それは株主や従業員にとって受け入れられない」と話した。

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