[東京 16日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は7営業日ぶりに反発し、前営業日比1.75%(1124円73銭)高の6万5550円68銭となった。前日の急落で下げ過ぎとの見方が広がり、半導体関連株を中心に幅広く買いが入って全面高商状。ただ、これまで6日続落で6000円幅の値下がりを演じたことと比較して戻りが小さく、きょうの反騰は自律反発との指摘もある。

・米株市場でS&P500、ナスダックは小幅高にとどまったが、突っ込み警戒感もあり、日本株は朝方から買いが先行。

・大きく下げたAI(人工知能)・半導体関連株が総じてしっかりとなり、市場に安心感をもたらす。

・TOPIXは1.83%高の4072.71ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.83%高の2098.94ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆7512億5300万円だった。

・東証33業種では、電気・ガスを除く32業種が上昇。

個別では、キオクシアホールディングス、ソフトバンクグループなどが堅調。リクルートホールディングスが上場来高値を更新した。半面、パナソニック ホールディングスがさえない。

・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1339銘柄(86%)、値下がりは179銘柄(11%)、変わらずは32銘柄(2%)だった。

<野村証券 ストラテジスト 澤田麻希氏>

「日経平均は7営業日ぶりに反発したものの、これまでの下げを踏まえれば自律反発の域は出ない。インフレ加速も引き続き警戒される」

「前回決算シーズン前の7月もAIに関する不安から調整。決算発表で好実態が明らかになって反発したが、今回も同様のケースとなる可能性もある」

「過去2─3年の日経平均のPERが推移したレンジは16─18倍。前日は15倍台になり、割安感が生じた格好だ」

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