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[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)の上層部は8月の第1週、同社で最も上級の女性幹部の1人であるベテランのエイミー・リサウアー氏が競合のJPモルガン・チェースへの移籍を検討しているという問題に直面していた。複数の関係筋によると、残留の説得は実を結ばず、過去1年間に他の著名なディールメーカー数人が相次いで去ったことに続く同氏の退社は従業員に大きな動揺を与え、経営陣は対応を迫られる事態となった。

BofAにとって、経営や戦略の抜本的な見直しを求めるアクティビスト(物言う株主)から法人顧客を守るリーダーとして認められていたリサウアー氏の引き留めは優先事項だったが、関係筋によると、JPモルガンから提示された条件はBofAが太刀打ちできないものだった。

ウォール街(米金融業界)では幹部の入れ替わりは日常茶飯事であり、銀行がベテランのディールメーカーを失うことも珍しくない。しかし、こうした幹部の流出を受け、BofAの経営陣は波及効果を抑えようと従業員に働きかけた。

8月10日には従業員を安心させようと会議を開き、関係筋によると、幹部らはM&A(合併・買収)の「リーグテーブル」での順位向上に全力を尽くすと約束。ある参加者は、BofAがリーグテーブルのトップを目指しており、特にテクノロジー分野に重点を置いてシニアバンカーの採用を拡大していると述べたという。

関係筋によると、資本市場が好況にある中で、収益源となる上級幹部が相次いで退社すれば、従業員の士気が低下し、全米第2位の銀行が投資銀行業務において競合他社に後れを取っているという認識を強めてしまうのではないかという経営陣の懸念が浮き彫りになった。

BofAの広報担当者はロイターに宛てた声明で「当社はグローバル事業全体で強力な勢いを維持しており、業界を特徴づける数多くの取引において、主要アドバイザーとして顧客を代表している」と説明。「今年、主要な競合他社から数十人のシニアバンカーを採用したが、これは当社のプラットフォームの強さと、米国および世界中の顧客にサービスを提供するソリューションの幅広さを反映している」と述べた。

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