[ワルシャワ 13日 ロイター] - 台湾の林佳龍外交部長(外相)は13日、訪問先のポーランドで演説し、欧州連合(EU)が中国によるサプライチェーン(供給網)を通じた支配にさらされないよう促した。「中国の権威主義的イデオロギーは、欧州の民主主義とは相いれない。中国への依存は単なる経済的リスクにとどまらず、欧州の自由や主権にとって脅威となる」と警告した。
15日に開幕するEU首脳会議では、中国への対応も協議される。EUは対中貿易赤字の縮小のほか、重点分野での中国依存の軽減を目指している。
林氏はワルシャワ・セキュリティー・フォーラムで「台湾と欧州は、民主主義や自由、人権、法の支配という重要な価値観を共有している」と述べ、台湾との貿易拡大が欧州にとっても有益だと主張した。
台湾は、2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、欧州との関係強化を目指している。ポーランドは台湾との正式な外交関係はないものの、林氏は外交部長に就任して以降、数回にわたり欧州を訪問している。一方、中国は、台湾当局者が海外を訪問することに非難を繰り返している。