Timour Azhari Enas Alashray
[リヤド 10日 ロイター] - サウジアラビアの首都リヤドのキング・ハーリド国際空港が10日、攻撃され、民間航空総局によると、複数が負傷し、空港は離発着を停止した。
現時点で犯行声明は出ていない。イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、サウジが支援するイエメン暫定政府が今月、同派への大規模軍事作戦を始めたことを受け、サウジ領空を軍事作戦地域と宣言し、旅客機に同空域を避けるよう警告している。
同空港は今週既に2度攻撃を受け、4人が死亡している。10日の攻撃の前に、サウジの早期警戒システムは警報を出しておらず、防衛能力の脆弱性が改めて浮き彫りになった。
10日に空港にいた目撃者によると、爆発が起き、その後、屋内で複数の人が負傷して倒れていた。
負傷した旅行者はロイターに対し、空港の外の上空を何かが飛んでいくのを見た後、出発ゲート付近の天井の一部が崩落したと語った。
その後、サウジ主導の対フーシ派有志連合は、サウジ東部ダンマームのキング・ファハド国際空港付近に飛翔体が落下したと発表した。同空港はキング・ハーリド国際空港に代わる重要な空港となっている。
<トランプ米大統領、対フーシ派攻撃参加「検討」>
攻撃後、トランプ米大統領はホワイトハウスの外で記者団の取材に応じた。米国がサウジによるフーシ派への攻撃に加わる計画があるかと問われ、「そうするかもしれない。検討する。最新の攻撃について知ったばかりだ。決定を下すことになる。われわれは非常に迅速に動く」と述べた。
在リヤド米大使館は「攻撃を把握している」とし、「全ての米国民に対し、同空港と周辺地域を避けるよう強く勧告する」と表明した。
在サウジの英国大使館とアイルランド大使館もXへの投稿で、同空港での「重大な事案」を把握していると明らかにした。カナダ大使館は「進行中の軍事活動」が空港の運営に影響を及ぼしていると説明した。
<リヤドで大型国際会議>
航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、リヤド行きの全便が目的地変更か欠航となった。
エティハド航空とカタール航空は、それぞれの拠点空港とリヤドを結ぶ複数の便を欠航にした。一部の欠航は12日まで続く。
クウェート航空も、リヤド空港が「治安情勢」を理由に閉鎖されたとして、リヤド発着便を欠航にしたと発表した。
リヤドでは今月、世界石油会議(WPC)とサウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が主導する国際金融会議 「未来投資イニシアチブ(FII)」が開かれる。両会議の主催者は10日、予定通り開催すると表明し、参加者に安全確保を約束した。