Nathan Gomes Kalea Hall
[1日 ロイター] - 米国の第3・四半期新車販売台数は、ゼネラル・モーターズ(GM)が首位を維持した。一方、ガソリン価格の高騰で消費者がハイブリッド車に向かう中、トヨタ自動車はGMとの差をさらに縮めた。
業界調査会社コックス・オートモーティブによると、「デトロイト3」と呼ばれるGM、フォード・モーター、ステランティスを合わせた市場シェアは同四半期に約36%に低下する可能性がある。一方、トヨタやホンダなどハイブリッド車の品ぞろえが豊富なアジアのブランドは、新車販売の半分以上を占める見通しだ。
イラン戦争で原油・燃料価格が高騰する中、ハイブリッド車は消費者の有力な選択肢となっている。
アナリストは、人気車種「カローラ」のハイブリッド版などをそろえるトヨタが、こうした需要の変化から最も恩恵を受けると予想している。
トヨタの第3・四半期の販売台数は全体で63万3223台と小幅な増加にとどまったが、カローラのハイブリッド車は前年同期比約36%増の1万3003台となった。
コックスはまた、現代自動車グループが四半期ベースの米販売台数で初めてフォードを上回ると予想。第3・四半期の販売台数は現代が51万1421台、フォードが50万4172台になると見込んでいる。フォードは2日に四半期の販売台数を発表する予定。
<購入負担の圧力続く>
調査会社JDパワーによると、借り入れコストは低下したものの、新車価格の上昇と下取り価格の下落で月々の支払額が増えており、コスト圧力の軽減にはほとんどつながっていない。コックスによると、8月の新車平均取引価格は前年同月比1.9%上昇し、5万0089ドルとなった。
GMはクロスオーバー車「トラックス」など手頃な価格の車種が影響を和らげたものの、第3・四半期の販売台数は全体で5.5%減の67万0974台となった。
同社の電気自動車(EV)販売も前年同期比62%減少した。前年同期は2025年9月の7500ドルの連邦税額控除終了を前にした駆け込み購入で需要が押し上げられていた。その後、業界全体でEV販売が急減している。
ホンダの第3・四半期販売台数は前年同期比9%増加した。
ステランティスは32万4277台と、前年同期からほぼ横ばいだった。
コックスの推計では、第3・四半期の米自動車販売は全体で約410万台と、前年同期比約1%減少する見込みだ。