「低脂肪」「高タンパク」「減塩」など体に良さそうと思わせる食品の表示は、実は消費者を惑わせているのかもしれない。

コーネル大学の研究チームが過去10年間にアメリカで発売された食品と飲料およそ15万点を分析した結果、そうした健康上のメリットをうたう商品の方が、実は全体的な栄養価が低いことが分かった。

研究を主導したペイ・チョウは「特に大きくかけ離れていたのは、トランス脂肪酸0または低減をうたう食品と、ナトリウム0または低減をうたう飲料だった」と本誌に語った。

チョウによると、ナトリウム0または低減をうたう飲料は糖分が多く、全体的な栄養価は劣る傾向があった。

研究チームは英食品標準庁が開発した「栄養プロファイリングモデル」に従って点数をつけ、食品と飲料の全体的な栄養価を調べた。同モデルでは食品の全体的な栄養構成を評価して、糖分やナトリウム、飽和脂肪酸、カロリー量が高い場合は減点し、食物繊維やタンパク質、果物、野菜の含有量が多い場合は加点する。

このモデルを使って調べた結果、調査対象とした新発売の商品のうち約半数に健康上のメリットをうたう表示があったにもかかわらず、実際にはおよそ3分の2が全体的に健康上のメリットが低い商品に分類された。

減塩商品は糖分増量?
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