Kane Wu Julie Zhu
[香港 24日 ロイター] - アジアのフィナンシャルスポンサー部門を担当する米モルガン・スタンレーのバンカーが、顧客に送った電子メールで、進行中の案件一覧(案件パイプライン)を誤って流出させたことが、事情に詳しい関係者6人の話で分かった。週次で顧客に送っているメールに、フィナンシャルスポンサー部門の案件パイプラインを誤って添付した。
同社の広報担当は24日、ロイターへの電子メールでの回答で「当社は顧客情報の機密保持を極めて重視している。今回の不注意による情報流出に対処するため速やかに措置を講じ、引き続き関係者と協議している」と述べた。
ロイターが確認したメールのスクリーンショットによると、バンカーはメールを撤回して謝罪。受信者に対して添付ファイルを削除するとともに、回覧しないよう求めた。
リストは21日付で、大中華圏、韓国、東南アジア、インド、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域における進行中の新規株式公開(IPO)、合併・買収(M&A)、ブロックトレード(大口相対取引)の案件が約60件含まれていた。このほか、提案段階(ピッチング)の案件が50件超、保留中の案件が30件近く含まれていた。