Nerijus Adomaitis Terje Solsvik
[オスロ 24日 ロイター] - ノルウェー中央銀行は24日、政策金利を0.25%ポイント引き上げ、4.50%とした。インフレ抑制に向け、追加利上げの可能性も示した。
中銀は声明で「政策金利を当面の間、高水準に維持する必要がありそうだ。また、妥当な期間内にインフレ率を2%の目標まで引き下げるために必要であれば、政策金利をさらに引き上げる用意がある」と述べた。
ノルウェークローネは利上げを受けて対ユーロで上昇し0932GMT(日本時間午後6時32分)時点で10.75クローネ。
中銀は、大方の予想よりも早い5月に0.25%利上げに踏み切った。その後2会合連続で据え置いた。前回8月会合では足元のインフレ鈍化に言及し、今後の政策パス(軌道)は「経済動向に依存する」とし、利上げ観測を後退させていた。
今回の声明でも「夏の間、基調的なインフレ率は鈍化し、予想を下回った」と夏場の物価圧力緩和に言及したが、「やや先のインフレ見通しについては大きな変化は見られないようだ」と述べた。
高インフレが長期化すれば、家計や企業の期待インフレが高まり、インフレは粘着性を帯び再び低下させることが難しくなると説明。「経済を必要以上に抑制したくはないが、妥当な期間内にインフレ率を目標へ戻すには、金融政策をやや引き締める必要がある」とした。
政策金利については、当面、現行水準付近で推移した後、幾分低下するとの想定を示したが、6月時点よりやや長く高水準にとどまることになるとした。インフレ率は、現行の政策金利経路に基づき来年から鈍化し、29年に2%へ低下すると予想した。「経済はさらにやや鈍化すると予想され、登録失業率はパンデミック(新型コロナ大流行)前の水準をわずかに上回る程度まで上昇すると見込まれる」とした。
ノルデア・マーケッツは顧客向けリポートで、新たな政策金利見通しに基づくと、今後6カ月以内に追加利上げを実施する確率は40%と指摘。「金利はかなりの期間、現在の水準付近で推移する。最終的に低下しても、下げ幅は大きくならない」と述べた。