Kentaro Okasaka

[東京 24日 ロイター] - 自民党の半導体戦略推進議員連盟の山際大志郎会長は24日、オーストラリアで人工知能(AI)大手オープンAIが開発したAIエージェントが豪政府の医療データポータルに侵入し、ファ​イルに不正アクセスしていた問題について「今回のことが唯一無二の事例ではない。これからいくらでもやられてしまうと思う」と述べ、米国の企業や政府を交え制御策など対策を練る必要があるとの考えを示した。

ロイターとのインタビューで語った。「シンガポールだろうが日本、米国だろうが、政府のAIが彼ら(AI大手のモデル)の持つ能力と比べた時に上にいるかと言えば、いるわけがない。民間のサービスを使っているため、ころっとやられてしまう」と指摘。早急にルールは作るべきだとしつつ「いたちごっこになる」と述べた。

その上で、AIの開発速度を抑制すべきだとの議論については、 オープンAIやAI開発企業アンソロピックはライバルで「口ではスピードを落とすべきだと言っておきながら、裏側ではフルスピードで進むに決まっている」とし、現実的な対応策はAI制御のシステムを同時進行で開発することだと話した。

また「トランプ大統領が言っているように、スピードを緩めれば中国にやられてしまうというのは事実だ。いかに一番安全なスーパーAIのようなものを同志国で取れるかという勝負に残念ながら今はなっている」とし、「50年先の中国は違うかもしれないが、今はどうしても反目し合う関係になってしまっている。われわれの安全を保障するためにも(開発を)やらざるを得ないのではないか」と述べた。

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