※近年、激動の国際情勢を表現する語彙は、かつてないスピードで更新され続けています。Tech RightからFEOC、Cognitive Warfare、活人感、AI Slopまで――。ウェブ特集「いくつ知ってる? 世界を読み解くキーワード」では、その背景にある文脈とともに解説します。

Post-Liberalism(ポストリベラリズム)

自由市場や個人の自由を最優先してきた戦後リベラリズムこそ、格差の拡大や共同体・家族の弱体化を招いたとして、その限界を問い直す思想。

2018年、政治学者パトリック・デニーンの著書『リベラリズムはなぜ失敗したのか』(邦訳・原書房)が大きな反響を呼び、バラク・オバマ元大統領がフェイスブックの「夏の読書リスト」で「著者の結論の大半には同意しないが、多くの西側社会が感じる意味や共同体の喪失について説得力のある洞察を提供している」と留保付きで評したことで話題を集めた。

現在では共和党の知的基盤を支える思想の1つとなっている。

[監修]
小谷 哲男
明海大学外国語学部教授、日本国際問題研究所研究主幹。専門はアメリカ研究、日本の外交・安全保障政策など。トランプ政権内部に精通する稀有な専門家。

いくつ知ってる? 世界を読み解くキーワード

※2026年9月22日/29日号「ニュースが分かる 国際情勢BUZZワード50」特集では、50のキーワードを一挙に解説。米中ネット社会を読み解くコラム、「次の時代」を考えるコラムも掲載しています。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 創刊40周年 世界に映った日本の姿
2026年10月13日号(10月6日発売)は「創刊40周年 世界に映った日本の姿」特集。

復刻版の創刊号特集で読む日本の「これまで」と「これから」

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます