仲間が集まる場所を楽しんでいる
そこで大きな役割を果たすのは、バイク業界でも傑出した販売店網だ。金をかけたマーケティングよりも、実店舗こそがハーレーにとって最も価値あるマーケティングツールかもしれないと、バーネットは言う。
「よその販売店をのぞくと、客が来るのはバイクを買うときか、売るときか、整備してもらうときだけだ。でも、ハーレーの販売店には、フラッと立ち寄る客が大勢いる。まるで友達に会いに来るみたいにね」
そうした客に、あからさまに商品を売り付けるのは戦略的に間違いだと、バーネットは言う。「みんな仲間が集まる場所を楽しんでいる」
ハーレーにとっては、外的要因も頭の痛い問題だ。ドナルド・トランプ米大統領の打ち出した関税政策により、ハーレーは25年に6700万ドルの税負担を強いられた。この金額は26年には7500万~9000万ドルに膨らむ見込みだ。
それでも北米の個人向け販売台数は25年10〜12月に前年同期比5%増、26年1〜3月は同14%増となり、世界の販売店の在庫も22%減少した。需要が回復し、出荷台数も再び適正な水準に戻りつつある。
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