ボディービルダーとして世界一に13回輝き、俳優、そして元カリフォルニア州知事としても知られるアーノルド・シュワルツェネッガー氏は、79歳になった今もジムに通い続けている。

肩や心臓の手術、股関節の置換手術を経験し、医師から「もう昔の体とは違う」と告げられても、トレーニングをやめることはなかった。

若い頃は、より重いウエートを持ち上げ、鍛え上げた肉体を見せるために体を追い込んだ。だが今、トレーニングの目的は大きく変わったという。

年を取っても動き続けることはなぜ重要なのか。そして、老いとどう向き合えばいいのか。シュワルツェネッガー氏が、自らの経験をもとに、年齢を重ねても鍛え続ける意味と、老いに屈しないための筋トレ哲学を語る。

私がまだ若くて、現役のボディービルダーだった頃の信念はただ一つ、「もっと」だった。もっとウエートを。もっと強度を。もっと(体を)痛めつけろ。このモットーで、私は13回も世界一になった。

しかし齢(よわい)を重ねた今は、別な信念が加わった。回復せよ、適応せよ、そして(どんなにつらくても)動き続けよ、だ。かつての私もそうだったが、つらいと人は思い切り生きるのをやめてしまう。本当はまだ動けるのに、痛みがあると人はやめたくなる。

もう体を鍛えるのはやめたら? 70歳になったとき、みんなが私にそう言い始めた。79歳の今は毎日のように言われる。「どうしてまだジムに通うの?」「もう休んだら?」

どうやら人は、フィットネスにも終着点があると思っているらしい。だが違う。もちろん毎日、立派に汗を流せるわけじゃない。ジムにたどり着くのがやっとの日もある。仕方ない、それが現実だ。

年を取るにつれ、人は自分に言い訳をしたくなる。「あちこちが痛いのは当然で、関節が硬くなるのも当たり前。だから生活の範囲は狭く、ペースは遅くなっていく。それが老いというものだ」と。私自身、何度もそんな話を聞かされてきた。

「もうウエートは無理」と言われても
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