ハーレーの事業モデルでは長続きしない理由
しかし、現在のハーレーの事業モデルでは長続きしないと、バーネットは指摘する。「問題は若い世代を拒絶し続けていることだ。若者は、同社が過去数十年の間、目覚ましい成功を収めてきた顧客像に当てはまらないからなのだろう」
現在、ハーレーの株価はひとまず底を打ったように見えるが、「真の成功と成長を成し遂げるには、若い顧客を獲得する方法を見いだす必要がある」と、バーネットは言う。
数字は残酷だ。ハーレー購入者の年齢の中央値は、00年代初めは40代半ばだったが、今は50歳を超えるとされる。
ハーレーの顧客の核を成してきたのは、重量級のアメリカンバイクを好む50代以上の富裕層男性だが、この層は年齢を重ねてオートバイそのものから降り始めている。一方、若い世代はハーレーに憧れを抱かなくなりつつあり、初心者向けや若者向けの市場ではホンダやヤマハなど日本ブランドが強い。
アメリカのオートバイ所有者に占める女性の割合は、1998年には8%にすぎなかったが、現在は19%を占めている。ハーレーはこの層の取り込みにも成功していない。女性ライダーは、日本ブランドが強いスクーターや軽量のバイクを好む傾向が目立つ。ハーレーが長年かけて育んできた男くさいイメージは、急速に多様性が増す市場で弱点になっている。
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