Juby Babu
[26日 ロイター] - 米顧客管理ソフトウエア大手のセールスフォースは26日、通期の売上高と利益見通しを引き上げるとともに、人工知能(AI)企業アンソロピックとの提携拡大を発表した。株価は時間外取引で14%上昇した。
「クロードフォース」と銘打った取り組みは両社が6月に結んだ提携関係を拡大するもので、アンソロピックのAIモデル「クロード」をセールスフォースの企業向けプラットフォームに統合し、業務アプリケーション全般でAIエージェントを支援する。
セールスフォースはアンソロピックに出資しており、第2・四半期(7月31日終了)には戦略的投資から調整後ベースで1株当たり2.53ドルの利益を計上した。これも寄与する形となり、第2・四半期の調整後1株当たり利益は前年同期比で2倍超の5.90ドルとなった。自社株買いによる発行済み株式数の減少に加え、堅調な業績が押し上げ要因となった。
同社は、営業、サービス、マーケティング業務を自動化できるAI搭載ツールや自律型エージェントの分野で勢いを増している。同社はこの分野を今後の主要な成長ドライバーと位置付けている。
第2・四半期の売上高は、前年同期比11%増の113億5000万ドルだった。
2027会計年度の売上高見通しは461億─464億ドルとし、従来の459億─462億ドルから引き上げた。
ロビン・ワシントン最高財務責任者(CFO)は決算発表後の電話会議で、通期売上高見通しの引き上げについて、「エージェントフォース」「データ360」「スラック」の勢いが継続していることが原動力であり、これがライセンス収入全体の変動を相殺しているとの見方を示した。
6月に発表した「コンテントフル」および「フィン」の買収が、今後数週間内に完了する見込みで、その寄与分も見通しに反映されているという。
通期の調整後1株当たり利益見通しについても、16.67─16.71ドルと、従来の14.06─14.12ドルから上方修正した。発行済み株式数の減少を反映した。