笑いものから社会現象へ
中国メディア『澎湃新聞』の主任評論員である李勤余(リー・チンユー)は、この作品を「一種の奇妙なパフォーマンスアート」になぞらえ、その爆発的な拡散の背景には「伝統的な美意識への反逆」と、粗削りで磨き上げられておらず、AIにも頼っていないという異質さがあるのではないかと述べた。
「この映画がどれほどひどい出来であったとしても、AI時代に、ある種の純粋な情熱を垣間見せてくれることは確かだ」
この映画をきっかけに、中国では独自の動画を制作するアカウントが相次いで登場しており、その中にはAIを使用しているものもある。
『牛来』の人気は映画館のスクリーンを越えて広がっている。中国紙『環球時報』によると、安徽省合肥市の警察もSNS上の交通安全啓発にこの映画を利用したと報じられている。また、中国国外でも、マレーシア・ジョホール州の献血センターや、オランダの鉄道会社ネーデルランドス・スポールウェーゲンも、最近のSNS投稿で『牛来』のミームを取り入れたという。
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