機材や専門知識の不足により、救助活動が難航

救助活動も難航した。AP通信によると、地元赤十字や鉱夫らが現場で捜索を続けたが、大規模な崩落に対応するための機材や専門知識が不足していた。赤十字関係者は8月20日の時点でも、土砂の下に何人が残されているのか把握できていないと説明している。

また、犠牲者には中央アフリカ国民だけでなく周辺国から来た採掘者も含まれている。カメルーン東部州のグレゴワール・ムボンゴ知事は、中国国営通信社『新華社』に対し、少なくとも4人のカメルーン国民が死亡したと説明し、負傷者の受け入れや遺体の搬送に対応していることを明らかにした。

中央アフリカ共和国では、小規模な金採掘現場の崩落事故が以前から繰り返されている。AP通信によれば、数千人がこうした小規模採掘に従事しており、採掘穴を手作業で掘る現場も多い。穴は数メートルの深さに達することがあり、壁面の補強など十分な安全対策が施されていないケースもある。

2025年の国連専門家報告では、ザンボイェ周辺では、違法な採掘活動や武装勢力の関与、健康・環境面で危険を伴う採掘方法も報告されていた。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 ベトナム化するイラン戦争
2026年9月1日号(8月25日発売)は「ベトナム化するイラン戦争」特集。

曖昧すぎる目標、敵国の軽視、自国軍事力への過信……長期化・泥沼化したベトナム戦争との共通点

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます