[ベルリン 17日 ロイター] - ドイツ化学品大手BASFのマルクス・カミース最高経営責任者(CEO)は17日、ライン川の水位低下により特定製品の供給が完全に確保できなくなっていると明らかにした。ドイツ南西部ルートビヒスハーフェンにある本社での道路・鉄道ターミナルの拡張工事の起工式の際に発言した。

カミース氏は、今年これまでの業績に大きな影響は出ていないが、干ばつが続くと週ごとに生産中断のリスクが高まっていると発言。ただこうした課題はあるものの、状況は依然として制御下にあり、2018年に干ばつでライン川の水位が低下した時と比べるとグループとして異常気象に備える態勢が大幅に整っていると説明した。

記者団に「現時点で全てが制御可能な範囲内にあり、18年と比べれば、BASFにとって課題ははるかに小さい」と強調した。

原材料の約40%を河川経由で調達しているルートビヒスハーフェンの主要工場への供給を維持するため、同社は低水位対応の専用船に加え、トラックや鉄道輸送への依存度を高めている。

ドイツ西部コブレンツ近郊カウブにあるライン川の水位計は、17日も過去最低水準に近い6センチ前後にとどまっており、18年に記録したこれまでの最低水準25センチを大幅に下回っている。

アナリストらは今月初旬、ライン川の水位が過去最低を記録していることがドイツの経済成長を抑制する恐れがあり、待望の回復の兆しが見え始めた矢先に再び停滞へと引き戻す可能性があると警告した。

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