[18日 ロイター] - 豪資源大手BHPグループが18日発表した通期決算は利益が市場予想を上回り、年間配当は4年ぶりの高水準となった。記録的な銅価格が業績をけん引し、銅事業が鉄鉱石を上回る最大の収益源としての地位を固めた。
銅価格は今年、人工知能(AI)向けデータセンターの急速な建設拡大や世界的なクリーンエネルギーへの移行を背景に、1トン当たり1万4000ドルを超える過去最高値に上昇した。これを受け、資源各社の間では質の高い銅資産を確保する競争が激化している。
銅事業の通期営業利益は181億9000万ドルと、鉄鉱石の145億3000万ドルを上回り、BHP最大の収益源となった。
基礎的帰属利益は132億ドルで、ビジブル・アルファがまとめた予想の126億6000万ドルおよび前年の101億6000万ドルを上回った。
期末配当は1株当たり0.99ドルとし、これにより年間配当は同1.72ドルと、4年ぶりの高水準となった。
7月に就任したブランドン・クレイグ最高経営責任者(CEO)は、今後10年間の銅事業の見通しは堅調だと強調した。
BHPは2035年までに銅生産量を最大40%、年間200万トン増やせる態勢にある。一方、銅需要は今年の3400万トンから、50年には年間5000万トン超に拡大すると予想されている。
主力の西オーストラリア鉄鉱石事業は営業利益が前年比2%増の146億7000万ドルと、ビジブル・アルファがまとめた予想(147億5000万ドル)とほぼ一致した。