Ben Blanchard
[台北 17日 ロイター] - 台湾の頼清徳総統は17日、20日に発表する2027年度予算で、国防費が初めて1兆台湾ドル(314億ドル)を超えて過去最大になると明らかにした。中国が威圧を強める中、国防への投資は平和への投資だと述べた。
総統府が発表した予算に関する会議の議事録で明らかになった。
頼氏は会議で、27年度の国防費が1兆1225億台湾ドル、域内総生産(GDP)比で3%を超えると述べた。「これは自己防衛能力を強化するという台湾の決意を示すものだ」とし、「国防への投資は平和への投資だ。台湾海峡と地域の平和と安定を維持するため、より強固な国防軍の構築を続ける」と語った。
台湾は軍の近代化を主要な政策課題とし、独自の潜水艦開発などに向けて国防費を増額する方針を示している。
しかし頼政権に立ちはだかるのが、野党が支配する立法院(国会)だ。昨年8月に行政院(内閣)が提出した26年度予算案は、歳出を巡ってもめにもめ、結局、当初計画から削減されて今月14日にようやく可決された。