[香港 17日 ロイター] - 香港での新規株式公開(IPO)を予定する中国発のファストファッションネット通販大手SHEIN(シーイン)の想定企業価値が、じりじり下がっている。同社は今月初め時点で300億─400億ドルを想定していたもようだが、関係者によると直近の想定は250億─280億ドル。2022年の資金調達ラウンドでの1000億ドル近くの約4分の1となった。

関係者によると、シーインは今週、IPO手続きを開始し、28日に上場する計画とされる。IPOで発行済み株式総数の最大8%を売り出す計画だ。評価額が250億ドルの場合、調達規模は最大20億ドルとなる。

22年の資金調達ラウンドでは982億ドルと評価された。しかし当時と比べて、同社を取り巻く環境は厳しい。先月公表したIPO目論見書によると、第1・四半期(1-3月)は9900万ドルの最終赤字だった。投資家からは、1000億ドル評価当時の成長を取り戻せるか確信はないとの声が出ている。

評価額の低下はシーインの財務を圧迫する可能性がある。IPOの申請条件では、企業価値が合意した基準値を下回った場合、上場前の一部投資家に対して追加の株式を提供することが義務付けられている。

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