欧州のうだるような熱波は、いまだに気候変動が後の世代の問題だと考えていた一部の人々にとって、生活を一変させる経済的影響が既に現実のものとなっていることを突き付けた。

今夏の記録的な高温と干ばつは、発電や河川輸送、公衆衛生システムに大きな混乱をもたらしている。また、今年の山火事シーズンは欧州史上最悪の規模となる見通しだ。

エコノミストや研究者らは、こうした欧州経済への打撃は既に数千億ユーロ規模に達していると推計している。コストは気温上昇以上のペースで増加する見通しで、これは始まりに過ぎないと警告する。

欧州では他のどの大陸よりも急速に気候が変化しており、その被害は既に各国の財政を圧迫している。さらに、インフレの大きな変動を引き起こし、観光地図を書き換え、電力生産や物流の在り方の見直しを迫っている。

南欧、観光収入減とインフレ加速に直面