[キーウ 15日 ロイター] - ウクライナ政府は15日、ロシアの軍用飛行場と、ロシアが開発を進める「スターリンク」型衛星インターネット網を支援しているとされるロケット施設を攻撃したと発表した。ロシア当局も同日、ウクライナのドローン(無人機)工場などを攻撃したと公表した
ウクライナのゼレンスキー大統領はXへの投稿で、ロシアとの国境から約900キロ離れたロシアのロケット施設を、巡航ミサイル「フラミンゴ」で攻撃したと明らかにした。
ウクライナ軍参謀本部によると、ロシアのニジニ・ノブゴロド州にある飛行場と、サマラ州にある「プログレス」ロケット・宇宙センターの双方で直撃を確認し、両施設で火災が発生した。サマラ州の工場は、ロシアが米スペースXの「スターリンク」に代わる通信網として開発を進めているブロードバンド衛星通信網「ラスベット」向け衛星の打ち上げに使用するロケットを製造しているという。
スターリンクはウクライナでは運用されているが、ロシアでは利用できず、ウクライナにとってドローンの運用や戦場での通信で大きな優位性をもたらしている。
ニジニ・ノブゴロド州当局は飛行場への攻撃について確認していない。サマラ州の地元当局は、防空部隊が「大規模なミサイル攻撃」を撃退したと発表した。
一方ロシア国防省も15日、過去24時間にロシア軍のドローン、ミサイル、砲兵部隊による攻撃により、ウクライナの兵站拠点や燃料・エネルギー・輸送インフラ、長距離ドローンおよび無人艇(ドローンボート)の組立工場を攻撃したと発表した。標的にはウクライナ北部チェルニヒウ州にある長距離ドローンの保管施設も含まれていたという。
ロイターは双方の発表を独自に確認することができなかった。